新年のご挨拶  会長 片山宣子

同窓生の皆様、新年をどのように迎えられましたか。

 日本は、元日の正月気分に衝撃を与えた能登半島地震から始まり羽田空港での事故に続いた年明けでした。世界に目を転じてみてもウクライナでの戦争、中東での紛争など、心が苦しくなることがあります。

 日本を含め、平和を望んでいると言いながらも自国の政治状況や経済を優先する判断が正しいことのように下される現実があります。私たちはどのような価値観で未来を見据えて行けば良いのだろうかとこの時代を生きる一人の平凡な人間として考え込んでしまいます。

 同窓会も問題を抱えています。先輩たちの努力によって作られた同窓会室の使用に関する問題です。施設使用に関する貸借契約を結ぶための努力をしていますが、進捗状況には厳しいものがあります。

 約40年前の建設当時は、文書での確認などは必要なかった状況で、長年同窓会の使用は当然のこととして認められていました。

 私は、従前どおりに使用ができるように契約するのが、多くの同窓生から託された思いだと考えますし、今の同窓会の責任だと考えますから根気強く交渉していきたいと思っています。

 皆様のご理解とご支援を心からお願いいたします。

 多難な年明けですが、梅光時代に与えられた「耐えられない艱難を与えることはない」、艱難は「練達や希望を生む」ものであるという言葉を内に秘めて、隣人を尊び、大事にし、一歩ずつ歩きたいと思います。今年もよろしくお願いいたします。