江原千花 (高66音38) 春の演劇公演ご案内|2024年3月15日‐16日(於:下関市)

こんにちは。高66音38期卒業生の江原千花です。

昨年12月に、下関のジャズクラブBILLIEで朗読上演した『イエスタデイ』を、
こんどは下関市生涯学習プラザ 宙のホールにて、動きのついた演出でお届けします!

12月公演の様子
12月公演から、終演後の出演者集合写真

清水邦夫さんといえば、映画『竜馬暗殺』や、『あらかじめ失われた恋人たちよ』などの作品で知られている劇作家さんで、蜷川幸雄さんとの舞台作品を思い出されるかたも多いかもしれません。

「狂気と正気」そして「家族」を題材とした作品を多く書かれた清水邦夫さんは、2021年4月15日に亡くなられました。

『イエスタデイ』は1996年、多摩美術大学の卒業公演に書き下ろされた作品で、単独では書籍化されていません。今回の公演では、清水邦夫さんの著作管理をされているかたより許可をいただき、台本の販売もできることになりました。

ぜひ清水邦夫さんの美しい言葉の世界、そしてどこまでも人間を見つめる、鋭いあたたかさに触れていただけましたら幸いです。

そして、この作品では長崎の原爆のことが語られています。
青春時代の日常の回想に、家族の愛情が軸となって展開する物語ですが
そこに、戦争のもたらす深い影が描かれます。

決して、わかりやすく反戦を謳った作品ではないのですが、それゆえに
ひりひりするような家族愛、互いの存在の尊さが浮かびあがる、そんな作品だと思います。

第一回の主催公演『父と暮せば』では、広島のことをお伝えいたしましたが
その後ずっと「いつか、長崎のことを伝える作品も上演しなくては……」と思っていました。

そんななか、以前、山梨県の湖水伝説を描いた音楽劇でご一緒した演出家の中原さん、そして共演者の南谷朝子さんから『イエスタデイ』上演のお誘いをいただき、およそ一年間の準備期間を経て、やっと皆様のもとへお届けできる日がやってきました。

ぜひ、3月は下関で清水邦夫さんの作品をご観劇いただけましたら幸いです。
みなさまのご来場を、心よりお待ちしております。

衣装つき稽古の様子

 

昭和の時代へタイムスリップ! 劇作家 清水邦夫の繊細な言葉が「家族」の愛憎、思い合うが故の狂気と正気を描き、忘れられない日々が幻想的に立ち上がる、心揺さぶられる1時間20分。豪華キャストで贈る、映像と音楽、演劇の融合をお楽しみください。

 

【公演概要】
第4回江原千花主催演劇公演『イエスタデイ』下関公演
https://yesterday2023.fc2.page

作:清水 邦夫
演出: 中原 和樹
出演: 越前屋由隆・大神拓哉・田坂哲郎・江原千花・乗松薫・鉄田えみ・片山桃子ほか

●公演日
2024年3月15日(金)①16:00開演 / ② 19:30開演

2024年3月16日(土)③11:00開演 / ④ 14:30開演

会場OPENは各公演30分前
※開演10分前までのご入場をお願いします。

●会場
下関市生涯学習プラザ 宙のホール(多目的ホール)

〒750-0016 下関市細江町3-1-1
地下駐車場/80台(内身障者対応5台)

●チケット  全席自由席
前売 4,000円 /  U25割 2,000円(要身分証明)
当日 各500円増

お取扱 Chika.E Office*オンラインショップ
下関市生涯学習プラザ 1階プレイガイド、下関市民会館、
リバーウォーク北九州5階 北九州芸術劇場 Q-station

●お問合せ Chika.E Office 公式サイト内お問合せフォーム
TEL/FAX 083 (268) 1668(担当:江原)

企画: NANYA-SHIP

後援: 下関市、下関市教育委員会、(公財)下関市文化振興財団、山口新聞社、一般社団法人 梅光学院同窓会、COME ON! FM、NPO法人 芸術・文化若い芽を育てる会、タウン情報誌トライアングル

協力 :北九州芸術劇場 北九州芸術劇場が地域舞台人の新たな表現活動への取り組みを支えることを目的に実施する「令和5年度北九州芸術劇場創造支援事業『演カツ!!2023』」に参加しています。
株式会社YAIZOO
下関リーディングの会

主催: Chika.E Office