すっかり時間が経ってしまいましたが、投稿させていただきます。
昨年(2023年)12月16日の土曜日13時30分から、下関市生涯学習プラザ海のホールにて「コール梅光」の20周年記念クリスマス礼拝&コンサートがおこなわれました。
ロビーには、これまでのポスターが沢山!
2003年のポスターには「コール・梅光(梅光同窓生うたう会)」とあり、発足当時の様子が伺えます。
デザインも素朴なものから、少しずつ豪華になっているのですね。
これまでのポスター。20年の歴史がここに!(クリックして、拡大して見てみてくださいね)
オルガンではじまるクリスマス礼拝。在学中を思いだします。
一緒に来ていた母も、しみじみと聴き入っていました。
右手にペンライトを持ち「久しく待ちにし」を歌いながらの入場。
真冬の講堂の寒かったこと……。カイロをいっぱい貼ったこと、
ロウソクを指で消す練習をしたこと。寒さの中で、人のあたたかさを感じたこと。
学生時代を過ごした時期によって、思い出は異なるかもしれませんが
やっぱり、クリスマス礼拝は特別なものですよね。いまの梅光生は
どんな思い出を持っているのかな……? いつか訊いてみたいです。
オルガンは大森道子先生。アナウンスは、橋口奏子さん。
毎朝の礼拝で歌ったチャペルチャントを、客席も一緒になって歌います。
卒業して何年経っても、そらで歌えるのですね。
聖書朗読は、ルカによる福音書 2章 1節から14節。最初の住民登録、お馴染みの箇所です。
そして讃美歌……。静かで厳かなクリスマスを過ごすことができました。
礼拝が終わると、「歌で届ける祈り」として
「マザー・テレサ 愛のことば」より、「だれもそばにいてくれない」「私たちのしていることは」「主よ、今日一日」
切なる祈りとは、まさに、こういうものであると感じさせられました。胸に迫る歌声でした。
そして、「カヴァレリア・ルスティカーナ」より、マスカーニ作曲のアヴェ・マリア。
この美しい旋律、私も大好きなのですが、アヴェ・マリアの詞がつけられていることを初めて知りました。
指揮者の澄川孝子先生の歌声が、心をイタリアに連れていってくれました。
音楽の余韻に浸っていると、あっという間に休憩時間へ。
第2部は「20年の歩み そしてこれから」
コール梅光は、華やかな桃色のドレスで登場。
その胸には……ちょこんと、えんじ色のリボンが。
「学生時代」を「梅光時代」の替え歌にして、粋な演出!
少女のようにきらきらと笑うステージ上のみなさまが、とっても眩しかったです。
わたしも、あんなふうに素敵に歳を重ねられたらいいなぁ。
「ハレルヤ コーラス」では、なんと!
客席からの参加も歓迎され、ちゃっかり参加してきました。
階段をあがると、貸出用の楽譜を受け取り「パートはどこですか?」
バランス的にアルトパートが少ないかも、ということで、いつもはメゾに行くのですが
この日はアルトに。学生時代に苦戦した新曲視唱、ふたたび。ついて行くのに必死でした(汗
でも、とても楽しかったです! 勇気を出して参加して、よかった!!
コール梅光オリジナルソング「光の子らしく」は、田村初音先生のピアノ、そして
児島まさ子さんのヴァイオリン演奏とともにスペシャル・バージョンで演奏されました。何度聴いても、すてきな歌です。まだ聴いたことのないかた、ぜひおすすめです!
コール梅光20周年、本当におめでとうございます。
母校の先輩方が、こんなふうに音楽を通じて、ときに静かな祈りを捧げ
ときに、きらきらと少女のように笑いあい、こちらまで元気にしていただくような活動を
継続されていることに、ただ心から尊敬と感謝の念を抱きます。
これからも、すてきな歌声や演奏を聴かせてくださることを楽しみにしています。
レポート:高66音38期 江原千花